2017年7月19日水曜日

積立長期投資の歴史(2000年~、投資信託)

自分が持っている銘柄の中で、今まで一番長く続いている投資先は「さわかみファンド」である。開始は2000年12月からで現在に至るまで毎月一定額の積立を行っている。
なぜこれか?ということはいくつか要因がある。

  • 家計共通の財布として投資を行っており、自分の好きなようには銘柄を変えにくい。
  • 自分が使っている証券口座が野村、今川三澤屋(のちのリテラ・クレア)、楽天証券と移ってきており、そのたびに投信、株を売却している。
  • 米国籍ETFに投資できるようになったり、ノーロードで信託報酬の安い投信が出てきたりというのが2000年代半ばあたりなので、その間に銘柄をいろいろ乗り換えてきた。
こうしてみると投資先を変更するのは、自分の意思以外にも投資先や証券会社の変化で変わることもあり、同じ投資を続けるのは難しいなと思う。
さて、さわかみファンドに投資してからまだ17年。つみたてNISAの期間の20年に照らし合わせると、まだあと3年ある(これはつみたてNISAじゃないけど)。20年となると本当に長い期間でいろいろなことがあるだろうなと思うので、一例としてこの17年を振り返ってみる。


直線に近い薄い赤の線が投資金額の累計、濃い赤の線が残高の評価額。
当初から毎月積立をしており、当初は2万円/月、2007年以降は4万円/月である。最初の頃階段状になっていたのはスポットで10万円とか購入していたから。ここ数年は定期積立のみ。

今は市場環境が良いので、投資金額に対して+80%という成績である。
振り返ってみると

  • 投資期間中の暴落は1999年から続くITバブルの崩壊と、2007年のリーマンショックによる低迷期が大きなマイナス。
  • マイナスの後のプラス期には大きく伸びている。
  • 2007年ごろから2012年ごろまでの約5年間は継続して積み立てしていても評価額は全く伸びていない。
  • 評価額が高まった時期を比べると2007年7月が投資金額に対し+75%、2017年6月も投資金額に対し同じく+75%。評価益の金額で見ると2007年7月が184万円、2017年6月が540万円と大幅に増えている。
もちろんちょうど今が相場環境が良い時期だからこのように良い評価になっているだけだろうというのはあるが、積立投資の効果を十分感じることができる。
これからの20年の間にも暴落は何回かあるだろう。それでも投資し続ける意思が必要だと思う。
もし今全額売却すると500万円強の売却益に対し、20%ちょっとの税金が取られるから約100万円強が税金として取られる計算になる。これがNISAで税金免除となれば大きな金額だ。


でも、自分は40代半ばという年齢からするとつみたてNISAはしないだろうな。20年後は定年過ぎてるし。
iDeCoと普通のNISAの組み合わせにするだろう。